中生代の地層時代

      中生代 白亜紀地質
6600万年前―7210万年前マーストリヒチアン
7210万年前―8360万年前カンパニアン
8360万年前―8630万年前 サントニアン
8630万年前―8980万年前コニアシアン
8980万年前―9390万年前チューロニアン
9390万年前―1億50万年前       ↑白亜紀前期セノマニアン
1億50万年前―1億1300万年前    ↓白亜紀後期アルビアン
1億1300万年前―1億2500万年前アプチアン
1億2500万年前―1億2940万年前バレミアン
1億2940万年前―1億3290万年前オーテリビアン
1億3290万年前―1億3980万年前 バランギニアン
1億398万年前―1億4500万年前ベリアシアン

白亜紀は全年代を通して温暖で湿潤な気候でした。三畳紀から現れた恐竜類が大繁栄をし栄華を極めましたが、白亜紀末期に絶滅をしています。またシダ類やソテツ類・イチョウ類・松類・グネツム類などの裸子植物も大型化し隆盛を極めました。しかし、末期には幾つかの気候帯が現れ始め、植物群に大きな変化が現れます。ジュラ紀まで繁栄していた裸子植物は次第に衰退していき、新しく出現した被子植物が裸子植物に取って代わる一大変革が起きた年代でもあります。


      中生代 ジュラ紀地質
1億4550万年前―1億5080万年前チトニアン
1億5080万年前―1億5570万年前キンメリッジアン
1億5570万年前―1億6120万年前 ↑ジュラ紀後期オクスフォーディアン
1億6120万年前―1億6470万年前カロビアン
1億6470万年前―1億6770万年前バトニアン
1億6770万年前―1億7160万年前バッジョシアン
1億7160万年前―1億7560万年前 ↑ジュラ紀中期アーレニアン
1億7560万年前―1億8300万年前トアルシアン
1億8300万年前―1億8960万年前プリンスバッキアン
1億8960万年前―1億9650万年前シネムーリアン
1億9650万年前―1億9960万年前 ↑ジュラ紀前期ヘッタンギアン

三畳紀からジュラ紀に変わる時期には幾つかの種の絶滅が起こっています。哺乳類の祖先である獣弓類はキノドン類以外が全て絶滅し、爬虫類型哺乳類は地上から姿を消すことになります。大型な両生類もそのほとんどが絶滅しました。陸上だけではなく海でも食物連鎖に変化が起き、海生爬虫類と呼ばれる海の爬虫類が生態系の頂点に躍り出ることになります。地上では恐竜類が大きく生息範囲を広げ、繁栄していくことになります。


     中生代 三畳紀地質
2億130万年前―2億850万年前レーティアン
2億850万年前―2億2700万年前ノーリアン
2億2700万年前―2億3700万年前    ↑三畳紀後期カーニアン
2億4200万年前―2億3700万年前ラディニアン
2億4720万年前から約2億4200万年前  ↑三畳紀中期アニシアン
2億4720万年前―約2億5120万年前 オレネキアン
2億5120万年前―2億5190万2000年前  ↑三畳紀前期インドゥアン

古生代の最後であるペルム紀と中生代最初の三畳紀の境目(P-T境界と言います)には史上最大規模の大量絶滅があったと考えられています。全生物の約90%が絶滅した主な原因は「大規模な火山活動によるもので、通常のプルーム上昇とは比較にならないほどの特大プルーム(スーパープルーム)が吹き上ることによって全地球規模の火山活動が起こった」ことによるとされています。この結果、それ以前まで大気組成の30%程度あった酸素が約10%程度まで一気に下がったと推定されています。三畳紀から始まったこの低酸素状態はジュラ紀迄続く事になり、このような環境の中で気嚢システムという高効率な呼吸システムを持つ唯一の生物である恐竜類がこの後の白亜紀末までの期間、食物連鎖の頂点に立ち続けることになるのです。

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